犬がオムツを噛みちぎってしまい、困っている飼い主さんは多いかもしれません。高齢犬や病気の犬、マーキングのある犬などは、オムツが必要でも破られると対応に悩みますよね。
この記事では、噛みちぎる背景にある嫌がる理由と、慣らし方、カバーやサスペンダーなどの代わりの方法を紹介します。サイズや素材の選び方も押さえ、犬も飼い主さんも負担の少ない使い方を探しましょう。

記事を読むと分かること
- オムツを嫌がる主な原因
- 嫌がらないための慣らし方
- 噛みちぎる時の代替案
- サイズと素材の選び方
犬がオムツを噛みちぎる対策

- オムツの付け方のポイント
- オムツを嫌がる原因とは?
- 犬にオムツを慣れさせる方法
- オムツを噛みちぎる場合の代替案
- オムツを安全に使うための注意点
オムツの付け方のポイント
犬がオムツを嫌がらずに過ごすには、短い時間から始めて少しずつ慣らすことが大切です。無理に付けると、オムツへの嫌な記憶が残りやすくなります。
例えば、最初は背中にオムツを軽く乗せるだけにして、すぐに外して褒めることを繰り返します。おやつを食べているときやおもちゃで遊んで夢中になっているほんの数分間だけ付ける方法もあります。
また、付けた後に散歩や遊びをすると、オムツの着用を楽しい経験と結び付けやすくなります。
嫌がる犬を叱ったり脅したりすると、「オムツ=怖いこと」と覚えてしまいます。いら立っても、根気よく進めましょう。
オムツを嫌がる原因とは?
犬がオムツを嫌がる原因は、主に3つあります。
- お尻に異物が触れる感覚を嫌がる:お尻は犬にとってデリケートな部分で、自分から見えない後ろ側を触られると、不安を感じやすいためと考えられます。
- 締め付けや擦れが不快:サイズが合わないオムツでは、お腹周りや足周りがきつくなったり、皮膚に擦れて痛みが出たりします。
- 慣れていない:洋服を着たことがない犬は特に嫌がる傾向があり、新しい経験がストレスになります。
犬は悪気があって噛むのではなく、違和感や不快感、怖さから嫌がっています。原因を見極めて対応すれば、嫌がらずに過ごせる可能性が高まります。
犬にオムツを慣れさせる方法
慣れさせるには、段階的なトレーニングが向いています。
- オムツを背中に軽く乗せて、褒めてご褒美を与える
- 少しだけ履かせて、また褒めてご褒美を与える
- 少しずつ履かせる時間を延ばす
食事や散歩の前後など、犬が好きな活動に合わせて行うと、良い印象につながります。オムツ姿で遊ぶなど楽しい時間を過ごすのも一つの方法です。
オムツの中で排泄できたときは、思いっきり褒めて「間違っていないこと」だと伝えましょう。ただし、嫌がることを強制しないのが一番大切です。
オムツを噛みちぎる場合の代替案
噛みちぎる場合は、オムツの上からカバーや専用のズボンを履かせ、直接噛みにくくする方法があります。カバーにはずれ防止の役割もあり、パンツタイプ、サロペットタイプ、サスペンダータイプなど、体型に合わせて選べます。小型犬なら赤ちゃん用のカバーが使える場合もあります。
次に、肌触りや履き心地の合わないオムツが嫌で噛んでいる可能性もあるため、柔らかい素材のものや別の商品を試す方法があります。
また、装着時におもちゃやおやつを与えるなどして気をそらすのも一案です。
なお、カバーやサスペンダーで固定しても犬が嫌がって暴れる場合は、一度外してください。オムツ自体が嫌なのか、固定が嫌なのかを確かめると対策を立てやすくなります。
オムツを安全に使うための注意点
安全に使うには、サイズ、交換、装着時間の3点に気を付けましょう。
- サイズ:合わないオムツは締め付けや擦れ、脱げる原因になります。
- 交換:汚れたら早めに交換します。蒸れるとかぶれやすくなるため、常時着用が必要な場合も、排泄のたびの交換が望ましいです。
- 装着時間:排泄のタイミングがおおむね分かるなら、必要なときだけ着用すると、かぶれの予防や犬のストレス軽減につながります。
かぶれ対策としては、股やお尻周りの毛を短くカットする方法があります。1日1回程度、股の付け根などをぬるま湯で軽く洗い流し、しっかり乾かしましょう。こすると摩擦でかぶれやすくなるため、拭くより洗い流す方が肌に優しいです。赤みやかぶれが続くときは、市販の塗り薬などを自己判断で使う前に、動物病院で相談すると安心です。
噛みちぎる犬には、カバーなどを併用すると使いやすくなる場合があります。肌トラブルが続くときは、動物病院に相談してください。
犬がオムツを噛みちぎる理由と解決策

- 人用オムツを犬用に加工する方法
- オムツを固定するサスペンダーの使い方
- オムツのズレを防ぐカバーの活用
- オムツ使用時の褒め方とご褒美の与え方
- 犬の体に合ったオムツの選び方
人用オムツを犬用に加工する方法
犬用が合わない場合、赤ちゃん用や介護用の人用オムツを使う方法もあります。犬用より価格が手頃な傾向があり、腹回りや足周りがぴったり合うこともあります。
- 人用オムツのしっぽに当たる部分をカットするか、×印や十文字などの切り込みを入れる
- 切り込みの周囲を、肌に優しいテープで補強する
- 腰回りにフィットするようテープで固定する
- きつすぎず、動きやすいかを確認する
しっぽの穴は大きすぎると漏れの原因になります。採寸してから開けましょう。ずれ防止のため、腰が深くなるようにはかせるのがコツです。
人用は犬用より脚周りがきついことがあります。脚の幅が狭い小型犬では、オムツの幅が広すぎるとガニ股のようになり、歩きにくくなる場合もあります。
オムツを固定するサスペンダーの使い方
サスペンダーは、オムツを装着した後に使います。犬の体に合わせて長さを調整し、オムツにクリップなどで留めます。肩から背中にかけて通し、前後にずれないようにしてください。
調整後は、犬が動いてもオムツがずれないかを確認しましょう。幅広のゴムとクリップで自作することも可能です。
ただし、サスペンダー自体を嫌がる犬もいます。暴れる場合は無理をせず、外して様子を見てください。
オムツのズレを防ぐカバーの活用
ズレ防止には、オムツの上から装着するカバーが役立ちます。市販品にはパンツタイプやサスペンダータイプなどがあり、犬の体型に合わせて選べます。
カバーが体にぴったり収まると、犬が落ち着く場合もあります。素材は柔らかい方が良い犬、硬い方が良い犬と分かれるため、通気性や着け心地を見て選びましょう。
また、カバーを付けることで噛みちぎりにくくなる場合があります。
オムツ使用時の褒め方とご褒美の与え方
褒め方は、オムツをつけられた直後に、少しテンションを高めに大げさなくらいに行うのが分かりやすいです。「偉い」「ありがとう」「かわいい」などと声をかけ、頭を撫でると安心します。
続けて小さなおやつを与え、「オムツ=良いこと」と覚えてもらいます。外すときも同じように褒めると、ストレスを減らせるでしょう。
飼い主さんが喜んでいることが伝わると、犬も嬉しくなります。繰り返すうちに、嫌がる気持ちが和らいでいきます。
犬の体に合ったオムツの選び方
サイズは、胴回りと体重を基準に選びます。パッケージに適応の目安が書かれているため、必ず確認しましょう。小さすぎると苦しく、大きすぎると脱げてしまいます。
小さいサイズを無理に履かせるより、少し大きめを選んでテープでしっかり締める方が、漏れにくく犬のストレスも少ないとされています。胴回りは、指が1~2本入る程度が目安です。
| 体格の目安 | サイズの目安 |
|---|---|
| 子犬・超小型犬 | SSSS~SSS |
| 小型犬 | SS~S |
| 中型犬 | M~LL |
| 大型犬 | 大型犬専用サイズ |
上の表の目安はメーカーによって異なります。詳しくは各商品の「適応サイズの目安」を確認してください。
老犬は太ももの筋肉が痩せがちなため、犬種よりも実際のサイズで選ぶ方が安心です。同じ犬種でもオスとメスで合うサイズが違う場合もあります。
吸収力も大切です。尿量が多い犬は、吸収性の高いものを選びましょう。立体ギャザーや腰周りのギャザー、しっぽ穴の調整のしやすさも確認したい点です。最初はお試しパックから始めると失敗しにくくなります。
総括
- オムツは短時間から始め、少しずつ着用時間を延ばす
- 嫌がる犬を叱ったり無理強いしたりしない
- 嫌がる主な原因は、お尻の違和感・締め付け・不慣れ
- おやつやおもちゃで気をそらし、褒めてご褒美を与える
- 噛みちぎるときは、カバーやサスペンダーの併用を試す
- 固定を嫌がるときは外し、何が嫌なのかを確かめる
- サイズは胴回りと体重で選び、指1~2本の余裕を目安にする
- 汚れたら早めに交換し、毛のカットや洗浄でかぶれを防ぐ

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